今回は、MinecraftのNeoForge向けModを作ってみようと思って環境構築を行いましたので、備忘録も兼ねてブログ記事にしてご紹介したいと思います。
環境構築と動作確認が主な内容となります。特に面白みはないかもしれませんが、今後はブロックやアイテムを追加して遊んでみたいと思います。
使用する環境や条件など
今回環境構築を行った条件などを説明します。まず使用するパソコンはWindowsパソコンです。使用する統合開発環境(IDE)は「IntelliJ IDEA」のCommunity版としました。次章以降で「IntelliJ IDEA」のインストールから始めていきます。
開発するMODは「Minecraft 1.21」対応で「Neoforge」対応となります。「Forge」や「Fabric」ではありませんので、ご注意ください。
環境構築手順
IntelliJ IDEA Community版のインストール
「IntelliJ IDEAのダウンロード」からCommunity版の「.exe(Windows)」をダウンロードします。もしダウンロードボタンが押下できない場合は、HPを一度再読み込みしてみてください。
ダウンロードが完了したら、exeファイルを実行してインストールします。インストール時の設定は、特に何も変更せず、そのままでOKです。
IntelliJ IDEAにMinecraft Developmentのインストール
IntelliJ IDEAがインストールできたら、さっそく起動します。
IntelliJ IDEA上の左側で「プラグイン(Plugins)」を選択後、「Minecraft Development」を入力し検索します(画像の赤枠部に「Minecraft Development」を入力し検索します)。
検索結果に表示される「Minecraft Development」をインストールします。
「Minecraft Development」のインストールとしては以上となりますが、同じ要領で「Japanese Language Pack」をインストールすると「IntelliJ IDEA」を日本語化できます。必要な方はこのタイミングで行っておくと良いと思います。
Microsoft Build of OpenJDKのインストール
「OpenJDKのダウンロード」から「microsoft-jdk-21.0.5-windows-x64.msi」をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、実行しインストールします。インストール時の設定は「Set JAVA_HOME variable」を「ローカルハードドライブにすべてインストール」に変更しました。
インストール後はパソコンを再起動しておきます。
NeoForgeの開発キット(MDK)のダウンロード&解凍
★最新のMDKのダウンロード方法は「最新開発環境DL&設定編」を参照してください!★
いよいよNeoForgeの開発環境をダウンロードします。
「NeoForge MDKs」の右上の「<>Code」となっている部分をクリックし、「Download ZIP」を選択しZIPファイルをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、解凍します。解凍したものがそのまま使用する開発環境になり以後プロジェクトと呼びます。なお解凍場所はわかりやすく、かつ、なるべくパスの深くないところが良いと思います。
IntelliJ IDEAでプロジェクトを開く
IntelliJ IDEAを起動します。「開く」を選択し、上記で解凍したプロジェクトを選択します。
プロジェクトが開けたら、設定を行います。左上の4本線を選択後表示されるメニューから「ファイル」を選択し、「プロジェクト構造」を選択します。表示される画面の左枠で「プロジェクト設定」の「プロジェクト」が選択されていることを確認し、右枠の「SDK」欄で「ms-21 Microsoft OpenJDK 21.0.5」を選択します。選択後、下部の「適用」と「OK」を押下します。
直後は処理が走っていると思いますので、終わるまで待機します。IntelliJ IDEAの右下あたりに状況が表示されるはずです。
実行&動作確認
ここまで出来たら、いよいよ動作確認です。ソースなどは変更せずこのまま実行して、準備した環境に問題が発生していないか確認します。
左上の4本線を選択後表示されるメニューから「実行」を選択し、「デバッグ」→「Client」を選択します。
おなじみのMinecraftのゲーム画面が起動するはずですので、ゲーム画面上で言語設定を行います(日本語が良いと思います)。
メニューから「Mod」を選択してみましょう。「Minecraft」以外に「NeoForge」や「Example Mod」が表示されていれば成功です。
余裕のある方はもう少し確認してみましょう。クリエイティブモードで新規にワールドを生成しゲームを始めてください。「ピースフル」に設定しておくとより確認しやすいと思います。
インベントリを開き、一番上に表示されている矢印を選択すると、見慣れないアイコンのタブが表示されると思います。そのタブが本Modで追加されている追加要素となります。
参考情報
配布用jarファイルの作成方法
右側に表示されているGradleタブを選択し、「Task」→「publishing」→「publish」を選択します。
実行ウインドウに「BUILD SUCCESSFUL in xx」と表示されれば成功です。
Windowsのエクスプローラーでプロジェクト配下の「/build/libs」を確認します。jarファイルが出来ているはずです。
バニラのソースコードを確認する方法
バニラコードは「外部ライブラリ」にある「neoforge-21.1.77-minecraft-merged.jar」(「21.1.77」の箇所は必要に応じ読み替えてください)を展開すると確認できます。「merged」とついているように、NeoForge用のコードも入っているようですが、Minecraftのバニラのコードを確認することができます。
最後に
今回はMinecraftのNeoForge向けModを作成するのに必要な環境構築手順をまとめました。
特に面白みは無かったかもしれませんが、今後は実際にModで実現したいことを取り上げ、参考コードなどを提示できればと思っています。
今回のブログ記事は以上となります。少しでも参考になれば幸いです。





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