最近のお気に入りコーヒー抽出器具について

コーヒーを淹れるというとやはりドリップ式が一般的かなと思いますが、ここ半年以上毎日使用しているのは「BIALETTI(ビアレッティ) ブリッカ 4カップ用」という直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)です。特徴は、エスプレッソコーヒーと一緒にクレマ(泡のこと)ができることです。

良かった点、悪かった点など

良かった点は、おいしいコーヒー(カフェラテ)が家で淹れられるようになったことです。私はブラックコーヒーが苦手で、このブリッカで淹れたコーヒーもそのままでは飲めません(苦笑)。いつもコーヒー１に対して牛乳４くらいで割ってカフェラテにして飲んでいます。ちなみに4カップ用となっていますが、600mlのコップですべて１人で飲みます(笑)

悪かった点は、メーカーの商品ページの画像などにあるしっかりしたクレマをこれ単体で作るのは難しいのかな・・・という点です。

• 火が強いとクレマができない
  急いで抽出しようと少しでも火を強くするとクレマが出来にくくなります。
• コップに移す際にクレマが消える
  クレマがブリッカ内で出来ていても、コップに移すと消えてしまいます。
• 牛乳をいれたり、かき混ぜたりするとクレマが消える
  カフェラテにするために牛乳を入れるだけでも、クレマが消えてしまいます。スプーンで混ぜようものなら・・・(笑)

以上のように、クレマが消えてしまうポイントが多く、飲むまで維持しつづけることが非常に難しいという印象です。クレマ層が1ミリにも満たない状態でも良いから欲しい！ということなら「クレマできます！」と言えますが、数ミリのクレマ層を期待されているなら「残念ですがクレマはできません」と答えると思います(私の技術や試行錯誤が足りないだけかもしれませんが、上記の感想で「この製品なら簡単にクレマができるかも？」と思っている方に勘違いさせることはないと思っております)。

また、蓋を開けるために指をかける黒いプラスチック部分がとれました。裏側からねじ止めされていたので、再度ねじでつけたのですがねじが空回りして締め切らず、緩いままになっています。

ほかの人におすすめできる？

エスプレッソやカフェラテを家で飲みたい、クレマが乗ったコーヒーが飲みたいといったマキネッタに興味がある方に向けて正直に書きますが、使った後は毎回下の写真くらいまでは分解して、コーヒーの粉を捨て、水による手洗いが必要となります。そのため、これらの作業を面倒に感じる方にはおすすめできません。また、忙しい人にもおすすめしにくいです。マキネッタは火にかけておく時間が必要なので時間がかかります(ドリッパーなら湯沸かしと並行して豆を挽いて時間短縮になりますが、マキネッタはそうもいきません)。

なお、マキネッタに興味がある方で、クレマが不要ならブリッカ以外のマキネッタをおすすめします。理由はそのほうが価格が安いからです。

また、マキネッタを購入される際は使用する熱源と、マキネッタに使用できる熱源が一致しているかを確認してください。例えばこのブリッカはそのままではＩＨで使用できません。ＩＨ用アダプタープレートというものが必要になります。

一緒に買うと良いもの

一緒に買うと良いものも紹介したいと思います。それはドージングファンネルと、コンロで使う方はミニ五徳です。

ドージングファンネルは、マキネッタに挽いたコーヒー豆をセットする際に役立つものです。私はAmazonで「watchget モカポット ドージングファンネル 60mm」を買いました。購入される際は、使用されるマキネッタのサイズ(径)をよく確認のうえ、サイズの合った物を購入してください。

ミニ五徳は、コンロの五徳の足が短くマキネッタが乗らなかったり安定しないというのを改善するものです。私は「パール金属 ミニ五徳 HB-5001」を買いました。火やお湯をお扱いますので、安全性は大切です。

最後に